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電位治療器の営業は、家庭用の治療器を販売することが仕事内容でした！
100万円ほどする、家庭用の治療器をＰＲしながら販売する仕事です。一人で地方都市に行き、提携先のスーパーのテナントスペースに3～5ヶ月赴き、集客から販売まで一人きりでやりきる仕事です。
知り合いも誰もいないところから、飲食店を回ったり、人に紹介してもらったりして、1日300 人くるイベントにします。一日中たちっぱなし、喋りっぱなしでMC役を務めます。ほしい人にはその治療器を販売しますが、押し売りはありません。沢山売れたらコミッションが入り、年収600万円くらいありました。イベントが終わると1ヶ月は休みで、海外旅行に行ってました。
デメリットは、ずっと張りつめていて、毎日たくさんの人と会わなくてはいけないこと！
家以外は、ずっと気が張りつめていました。朝から営業でコーヒーを飲みにいき、職場に行ったら、「元気はつらつとしたお姉ちゃん」を演じ、狭いバックヤードで朝御飯をかきこみ、朝からお客様に声かけ、笑顔を絶やさず、お客様の名前を覚えて呼んであげ、医療ネタをトークし、笑わせます。
人が集まらないと上司から怒られるので、夜も居酒屋にご飯を食べに行き、知り合いを作りました。人が好きな人ならいいでしょうが、毎日300人に会いつづけるのは本当につらいです。特に販売の時期が始まると、メールで成績が通知され、同僚と比べられるのでつらいです。あと、引っ越しばかりで落ち着いて暮らせないのが辛いです。
一番の不満は、人間関係！文句ばかりだったり、治療だけ受けに来たりと、可愛げない高齢者のお客が多かった…
不満は人間関係です。嫌な客が来たときは地獄です。胸を触られたり、「悪徳商法め」と 言われたり。無料で体験できますよーっていう感じでしたが、もちろん、こちらは営利目的でやっています。特に高齢者が商品も買わないし、友達も紹介しないくせに図々しく治療を受けに来ます。可愛げがある高齢者ならいいですが、私の文句を言ったり器械の文句を言ったり、他の客にマイナスなことを吹き込んだり、本当にイライラさせられました。
数年前、他の電位の会社がやった跡地でするときは「ジプシー」という他の器械を体験していて、他社の担当者を知っている客ばかりで辛かったです。健康ネタも聞き飽きていて、響かないし、友達も紹介しないし、最後は売るよーっていうネタバレ知っているので、本当にやりづらかったです。悪い仕事じゃないけど、泥臭く古くさい仕事です。商品を売ることも、器械の値段も言わず、人が集まった辺りから「機械について聞きたいって人がいるので」って機械の話をし出すのですが、ネットを検索したら器械の値段も見られるし、飽きた人が転売した中古はあるし、悪い口コミが沢山あります。だから、ネットができない高齢者くらいしか、ターゲットがいないと思います。高齢者に甘ったるい声をかけてる、あの頃の自分を思い出すのも辛いです。
