不用品買取のテレアポ営業は精神的にきつく、やりたくなかった

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テレアポ営業の基本的な仕事内容は、個人宅に営業電話をかけることでした

テレアポの仕事で、パソコンに接続された通話システムを使用して、個人宅向けに営業電話を掛けました。

 

 

会社としては、リサイクルショップで、主に、貴金属・ブランド品・金券類の出張買取を行っていました。なので、アポインターは、個人宅に電話して、「売ってくれるものはないですか?」と聞いて、もし「ある」という方がいたら、会社の外回りの査定員が、お客さんの家を商品買取のために訪問してもいいかどうかのアポイントを取る、という内容でした。アポイントが取れたら、パソコンのシステムの画面を使用して、「アポ用紙」と呼んでいた用紙に、お客さんの住所、氏名、訪問希望日時、売ってくれる商品を記入してプリントアウトし、ホワイトボードに予定を記入していました。

 

 

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テレアポ営業のデメリットは、精神的なストレスがかなり溜まること

個人宅向けに、無作為に電話をかけることになるので、ほとんどの場合、不愛想に、いきなり電話を切られたり、怒鳴られたりするなど、精神的にストレスが多いです。

 

 

電話は、古い電話帳をもとに作ったシステムでかけていたのですが、お客さんによっては、「どうしてうちの電話番号を知っているんだ?」「どうしてうちの名前が分かったんだ?」としつこく聞いてくる方もおり、「電話帳のデータを使用しています」と説明しても、なかなか納得してもらえず、説明に困る、ということもありました。

 

 

また、営業の仕事なので、成果を出さなければならず、アポイントが取れないと、会社の人に圧をかけられる、という精神的なストレスもありました。

 

 

テレアポ営業の一番の不満は、会社の目的を言わずに営業電話をかけなくてはならないこと。それは、詐欺と同じじゃないか!と叫びたくなった…

最も大きな不満は、そもそも、その会社が買取を行っている商品は、「貴金属・ブランド品・金券類」だけであるのに、テレアポの電話口では、そのことを言わない、ということです。

 

 

どのようにアポイントを取っていたかというと、これは会社からの指示でそうやっていたのですが、「お家に何か不用品はないですか?」「なんでも買い取ります」と言って、お客さんを騙していたのです

 

 

騙すとはどういうことか?それは、例えば、衣類、着物、お皿、おもちゃ、テレビ、掃除機など、絶対に買取を行うことはありません。しかし、アポイントをとるために、全く値段のつかないものでも、テレアポの際には良しとするのです。つまり、どの家庭でも、だいたいある着なくなった衣類や使っていないお皿などを処分したいと思ったお客さんに対し、買い取ると騙して、それで訪問の約束を取るということです。そして、査定員が実際に訪問すると、そうした「本来は買い取らない不用品」を査定するふりだけして、その後で「貴金属やブランド品、金券類を出してください」「それ以外は買い取れません」などと言うわけです。

 

 

そうやってお客さんに無理強いして、貴金属などを出させ、しかも、法外に安い値段で買い取っていたのでした。そんな詐欺的な商売の片棒を担がされるような仕事をするのは、とても強い罪悪感を感じました。明らかに、お客さんを困惑させ、迷惑をかけ、騙すようなことをしているのですから。「なんでも買い取ります」などと、常に嘘を言い続けなければならないのは、とても苦痛でした。

 

 

最終的には、営業所が閉鎖になったので、詐欺まがいの仕事から解放されました。いくらお金のためとはいえ、二度とやりたくない仕事だと思いました。そんな仕事を、営業所が閉鎖になるまで続けてしまった自分も、常軌を逸していたと感じており、深く恥じ、反省しています。

PS

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