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SEの仕事は、地方自治体の税などのシステムの構築や開発が主な内容でした。
全国各地の地方自治体の税(住民税、固定資産税等)・福祉(国民健康保険、児童手当等)のシステムの構築、開発、導入をしていました。 自治体のシステムといっても、一般企業でいうところの「会計奉行」等のソフトのようなパッケージシステムがあり、 それらのパッケージシステムの導入や各自治体の運用に合わせた機能のカスタマイズといったことをしていました。
例えば、新規にパッケージシステムを導入する場合、以前のシステムで管理していた住民や税金のデータを新しいシステムに移したり、 新システムから出力される納付書などの帳票が今現在の帳票で出力している情報と違う場合、(例:納付書には送付先として設定されている人の名前を使う) 新システムの納付書に出力する情報を変更するようにプログラムを修正といったことをしていました。
デメリットは、全国各地に転勤すること!
仕事の性質上、案件によって全国各地に転勤することが考えられるため、生活拠点が変わることが多々あります。 例えば、大阪在住で兵庫県の案件であれば、場所にもよりますが、転居せずに通勤することが可能ですが、関東圏や九州となると長期出張、もしくは転居が必要になります。
また、プロジェクトは基本的に市町村と大手が契約し、そこから協働会社に業務委託といった形になることが通常でした。 私の所属していた会社ではそれらの大手の下請け、もしくは孫請けといった立場だったので、プロジェクトごとに勤務地や一緒に仕事をするメンバーといった環境が大きく変わり、プロジェクトによっての環境の差が大きいことがありました。
一番の不満は、同じメンバーの中に、一週間以上無断欠勤をしていた人がいたこと!さらに、上司もそれをかばっていたことも腹立たしい!
まず、生活拠点についてですが、会社規定では出張とは認められない距離の勤務地の場合、毎日早朝から移動しなければならず、 仮に定時に仕事が終わっても帰宅する頃には、23時を過ぎていて、帰宅しても自分の時間が持てないことが非常にストレスに感じていました。なぜ、仕事をするために生きているのだろうかと思うほどでした。 出張についても、月曜に自宅を出て金曜の深夜に帰宅するという生活になるため、 週末はほとんど出張で使った衣類の洗濯や翌週からの出張に向けての準備で、自分の体を休める時間をゆっくり持つことができず、友人と食事に行く時間を作ることすら、難しい時期もありました。
また、出張先のホテルでも一人で食事することが多く、孤独感を常に感じていました。 次に、プロジェクトによって、環境の差が大きいことについてです。前のプロジェクトが作業環境もよく、一緒に働くメンバーにも恵まれていました。しかし、その後に、冬は隙間風が吹くような作業環境が悪く、メンバーについても無断欠勤を平気でするような人がいたため、非常に腹が立ち、そのプロジェクトのリーダーにも少し相談したこともありました。それでも、どうやらその無断欠勤するメンバーと付き合いが長く、懇意であったようで、人員変更もなく、結局うやむやになったままプロジェクトを進めることになりました。
そもそも社会人として、一週間以上無断欠勤をすること自体、非常識なのにそれをかばうリーダーにも腹立たしい気持ちと絶望を感じました。