精神保健福祉相談員の仕事内容はきついとの口コミ・評判?

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精神保健福祉相談員は、精神障害・精神疾患をお持ちの方、さらに家族や関係機関の相談対応が主な仕事内容です。

大阪府下にある社会福祉法人の一部門で、精神障害・精神疾患をお持ちの方や、そのご家族および関係機関等からの相談対応をしています。具体的な相談内容としては、例えば「ヘルパーに来てほしいんだけど、手続きをどうしたらいいかわからない」といった制度的な内容、「死にたい」「眠れない」といった医療・病状に対する相談、「精神障害のある家族に対して、どうしたらいいかわからない」といった当事者への対応に関する相談など様々で、深く広い知識と豊富な経験が要求されます。

 

 

相談の方法は、電話・ファックス・メール・来所面接・訪問面接など様々です。

 

 

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デメリットは、給料が安いこと!手取り20万は高い・・・

なんといっても、お給料が安いことです。同業者内では、手取り月収が20万円を超えるとお金持ちという感覚です

 

 

また、精神的に穏やかな状態の方とばかり接するわけではありませんので、怒鳴られる・脅される・泣かれる…といったことも頻繁にあります。時には親身になって、長期間にわたり相談に乗っていた方が、ある日突然自ら命を絶たれるといったこともあります。それぞれの状況によって揺れ動く自分個人の感情と、その感情をどれだけ表出し、どのように相手に伝えるべきかを瞬時に判断することが求められます。医療・福祉職が「感情労働」と呼ばれる所以ですが、医療者と比較して感情の疲弊を収入で補えないのが辛いです。

 

 

一番の不満は、努力して関わってきた仕事でも、月収がかなり低かった…何よりも辛かった…

私が入社して、半年ごろから担当した50代の女性の方がいました。若いころから精神的な病気を発症され、精神科への入退院を繰り返されていましたが、とある事情で、自宅がなくなったことをきっかけに、20年を超える長期入院となっていました。この方を退院に向けてお手伝いをすることが、私の業務でした。20年間病院から出たことがなかったので、電車の乗り方(タッチパネル式の券売機の使い方)の説明、昔のように公衆電話があちこちにあるわけではないため、携帯電話の購入を勧める、住む家を探す(精神科に入院している方は、家主さんから断られることが多々あります)など、数年間かけて、社会復帰のお手伝いをしてきました。

 

 

出会った当初は退院そのものに消極的だった彼女も、食べたいもの・行きたいところ・着たい服・好みの家具など緩やかに「自分の好み」を取り戻していきました。退院先として決めたグループホームで、何度か体験外泊を重ね、いよいよ退院できるかもしれない…という状態になったのは、支援をはじめて4年が経過したころのことでした。退院日が決定し、いよいよ新しく家具や布団などを購入したその日の夜に、彼女は病院から無断で抜け出し、大阪の繁華街の路上で売春をしてお金を稼ぎ、3日後に自分で病院へ帰ってきました

 

 

「楽しみやね」という言葉だけを信じて、その背後にある不安に気づけなかったことが悔やまれます。そのまま彼女は、閉鎖病棟へ移動することになりました。これだけの徒労感を味わって、月収は14万円です。仕事を辞めたいと心から思った瞬間の一つです。

PS

こちらにも他の体験談があるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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