特別養護老人ホームでの生活相談員の仕事量はどれくらい?

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特別養護老人ホームでの生活相談員は、利用者からの相談業務、家族の連絡から介護計画検討会議など、様々な仕事でした。

利用者からの相談業務、家族への連絡、外出レク・通院時の介護車両運転とその付き添い、レクの考案・実施、高額医療費・高額介護サービス費請求事務、介護計画検討会議などが主なものです。玄関入ってすぐの所に事務所があり、そこに席を置きますが、座って仕事をする時間は少ないです。事務所へ相談に来たり、歩いている時に相談を持ちかけられたり等あるので、話をしっかり聞きます。聞いた内容は、必要に応じて介護・看護・家族等と共有し、解決できるよう務める通院は、相談員と看護師がペアで行います。説明は、看護師が聞き、運転と病院での支払いは相談員が担います。レクは考える事もありますが、ほとんどは決まっている中から、歌、体操、座っていてもできるゲームなどを行います。その様子を社内で共有しているPCに入力します。

 

 

高額医療費・高額介護サービス費の請求は、指定の用紙を利用者の住民票のある市町村へ送り、手続きします。介護計画会議は、介護担当者が作成した介護計画を半年に一度アセスメントする場です。施設長、看護師、相談員も参加し、相談員の視点でその計画がふさわしいかどうか助言もします。この他、電球が切れている、○○が壊れたなど、施設全体のことでも呼ばれるので、施設の何でも屋といった位置づけです。

 

 

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デメリットは、土日祝日やお盆、年末年始も関係なく、交代で出勤しなくてはいけないこと!

基本的に平日の勤務ですが、土日祝日・お盆休み・年末年始も交代で出勤します。平日以外は、一人で出勤することになり、急に通院になった時にも運転しなければいけないので、運転が苦手な方には向いていません。また、介護職員が不足している時は、手伝いに入ったりもします。昼食の介助は毎日手伝っていたので、すべての利用者の状況を把握しなければならず、覚えることがたくさんあります。仕事が多岐にわたっているので、事務所にいる時は、電話対応や来客対応も行います

 

 

男性の相談員でも事務が席を外している時は、お茶出しなど行っていました。何で男がお茶を入れなければいけないのか、と思うような方はそもそも向いていない職業です。昼食休憩中でもトイレに行った時に相談されることがあり、ゆっくり休めません。行事や通院で外に出る事も多いので、自分自身の気分転換にはなりますが、車いすや歩行補助が必要な方ばかりなので、目が離せず精神的にとても疲れます。転倒したら自分の責任ですし、事故報告書を出さないといかず、家族にも謝罪の電話や直接謝罪をすることになります。

 

 

一番の不満は、苦情処理係になっていたこと!精神的にタフでないと、出来ない仕事!

施設内のすべての職種から相談があったり、家族に連絡して欲しいと頼まれ、連絡したります。楽しい話なら良いのですが、たいてい苦情や困っている事なので、そういう話が続くと自分の気分も落ち込みました。中には家族関係が悪く、家族から関わりたくないから、いちいち電話しないでほしい、利用料を巡る家族間のもめごとや財産目当てなどのお金の話をされ、気持ちはからなくはないのですが、そういう話を聞きたくて連絡したんじゃないのにと思うことも度々ありました。

 

 

学校などでは、利用者からの相談や家族との連絡調整と習いますが、実際は関わるすべての人からの苦情処理係だと思いました。私は、相談員になって苦情のストレスからホルモンバラスを崩し、1週間ほど休んだことがあります。身を削っている割に、報われないなと思いました。診断書も会社に提出しましたが、結局有休で消化して欲しいと言われ、その後ほとんど有休が取れませんでした。精神的にタフじゃないとやっていけない仕事だと思いました

 

 

また、お盆休み・年末年始・土日祝の代休も基本的に決められた日に取ることになっていました。用事があったので、主任相談員に事前に了承を得て、次の休みにくっつけて連休にしたこともありましたが、事務所の他部署から後で文句を言われ、嫌な思いをしたことがあります。自分のプライベートを優先させるのは無理な職場だなと感じました

PS

こちらにも他の体験談があるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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