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訪問介護職員の仕事は、認定を受けられた高齢者の身体介護や生活援助をすることです。
介護保険法で決められた介護を、認定を受けられた高齢者に対して行うサービスです。訪問介護は施設等で介護を行うものではなく、自分の家で生活をされている高齢者の介護(身体介護・生活援助)を行うものです。
身体介護は、排泄の介助(俗にいうオムツ交換やトイレへのつきそい)、入浴介助(自宅の浴室で体を洗ったり、溺れないように見守り)、食事介助(自分で食事できない寝たきりの人へ食べさせる)、などです。生活援助とは、買い物のサポート(代行して買い物へ行く)や家事のサポート(洗濯、炊事、掃除)をします。他にも病院への付き添いや、保険制度で適応でない有料サービス(大掃除)等もあります。そして、その業務内容を書類として提出し、多くは税金から収入を得る事業です。
デメリットは、今までの経験をもとに、自信を持ちすぎてしまう人が多いため、制度に沿っておらず、能力ある人にどんどん負担がかかること…
働いているスタッフの多くは施設に比べると年齢層が高く、介護や育児の経験をもった主婦が多いです。その為に、「自分のやり方」が正しい、良いという考えを持っている人も多くいます。わかりやすくいうと、「姑タイプ」です。今までの経験をもとに蓄積された知識や能力に自信を持っています。しかし、介護保険とは、国の保険制度のため様々なルールが決められており、その制度を理解しルールにそって業務をしないと収益となりません。
また、書類作成に関しても、印鑑がないものは正式な書類としては認められません。このような社会人として基本的な常識や認識ができていない人が多く、現場では能力のあるスタッフに多くの負担がかかっているのが現状です。
一番の不満は、高齢者の方への待遇など十分に配慮できないスタッフがいること!上から目線であることは無意味だ!
介護保険サービスにおいて、制度や知識、ルールも大切ですが、お客様は人間なので対応力も求められます。利用者様には若年者であっても、国の認めた介護認定を受けておられる人もいます。そして、自分ではほとんど何もできない寝たきりの高齢者の方もおられます。そんな中で、接遇や顧客満足に十分配慮できないスタッフに関しては怒りを覚えます。具体的には、「してあげてる雰囲気」「上から目線」「幼児のような扱い」があります。このような教育は近年であれば、資格取得時に研修として受けているはずですが、ヘルパー2級時代(この資格はもう現状では名称が変わっています)に取得した年齢層では十分に教育されていないと思われます。そこで、新しく方向性が変更になり研修を行っても、なかなか習得できにくい傾向となっています。
また、書類に関してもパソコンを使用することは、現代社会では常識となりますが、パソコンが使えないという人も多くいます。職務にあたり、必要なスキルを習得するのは当たり前であることに対し、「自分たちの時代にはなかった。若い子はできるけど」と言い訳をして、努力をしません。そのような人材が年功序列のまま管理職になっているので、業務効率は低く、アナログ作業での仕事も多いです。その為に残業を強いられるのは怒りを通り越して飽きれます。
ただ、現状として若者の介護職が就職しても、このような姑スタッフの業務をみて、モチベーションが下がり退職してしまいます。中には、業務能力の高いおば様スタッフもいますが、多くはそうではありません。そのような現状に少しでも多くのスタッフが気づき、せめてパソコンの基本操作の習得、制度のおおまかな理解の重要性を感じてほしいです。