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国立病院の看護師の仕事内容は、治療するだけではなく、いろいろな援助もあり、後輩の育成も努めなくてはいけません!
病気の人の治療をします。交通事故などで生死をさまよう方を救えるよう努力します。心の病で苦しむ方を支えます。生活習慣病の方に、普段の生活を振り返り見直すような関わりをします。がんなどの病気の方に、放射線や手術や抗がん剤などの治療を行います。赤ちゃんが無事に生まれるようにお手伝いをし、生まれたあとも元気に育つよう見守ります。末期がんの人の痛みや苦しみをできるだけ取り除き、少しでも楽になるよう援助します。
患者さんだけではなく、そのご家族も支えます。医者や看護師、薬剤師、栄養士、検査技師などの病院で働く職種の学生の実習先となり、後輩の育成に努めます。
デメリットは、クレーマーな患者さんや家族がいること!
常識的な患者さんとそのご家族がほとんどですが、クレーマー的な患者さんとそのご家族も必ず何人かいます。もちろん、こちらに落ち度があれば詫びます。が、クレーマー患者さんとそのご家族は、基本的に人間としての理解力や言葉の選び方が崩壊している人ばかりなので、会話が全く通じません。常識を越えた言動と行動を見せてくるので、その応対には心底心をすり減らします。
多忙で疲労が蓄積されるのは事実ですが、常識的な患者さんとそのご家族、自分の上司や同僚たちからいたわりやねぎらいのお言葉を少しでももらえるだけで、元気になるのでさほどデメリットには感じていません。
一番の不満は、クレーマーに対し、守ってくれない管理職…頑張って働いている身内を助けてください!
現場を見にも来ない管理職は、クレーマーの言い分ばかり聞きます。患者さんとご家族がこう言っているからあなたが悪いと。しかし、彼らは自分に有利になるように物事をうまく湾曲させ、あることないこと騒ぎだします。こちらが言っていないことも、言ったことにさせられ謝罪を求めてきます。物事を騒ぎ立てたくない管理職は、ただ彼らの言い分だけを信じます。 この激務の職場を支えるべく、多大な苦労を重ねてきた自分の身内は守ってくれません。ただひたすら、自分たちの保身に走る職場の管理職たちに長年裏切られてきました。
クレーマーの増加が医療の衰退につながっていることに、管理職もクレーマーも気がついていません。クレーマー対応で心底疲弊した職員に、モチベーションをあげろなど無理な話なんです。この患者さんとご家族は正当な理由で声をあらあげているのか、不当な理由で騒いでいるのか、まずは公平な目と耳で聞いてください。正当な理由なら謝罪と部下への指導をお願いいたします。
不当な理由なら、相手はクレーマーです。毅然とした対応をとり、部下を守ってください。 先日、私の尊敬する先輩が、後輩に向いたクレーマーの不満不平の矛先になり、全ての矢面に立たされました。ネット上でいわれのない誹謗中傷を流出され、家族の職場までクレーマーからの電話でのたれ込みがあり、家族は離職。先輩は現在精神科に入院中です。先輩は後輩を守ったのに、管理職は先輩を守ってくれませんでした。クレーマーの言い分だけを信じた管理職と、先輩の陰に隠れて実情を報告しなかった後輩に、現場は失望しています。先輩の失ったものがあまりにも大きく、私たちもどう動いていいのかわかりません…。