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宅配弁当会社での製造・洗浄は、冷凍品を解凍し、献立に合わせて詰めて、お弁当を製造し、さらに、回収された容器を洗浄することが仕事でした。
一人暮らしの高齢者が増え続ける昨今、利用が増えるようになったのが宅配弁当サービスです。私の会社では毎日届く冷凍品を解凍して、その日の献立に合わせて詰めて、ごはんだけは炊いていました。配達業務は時々行っていましたが、私は主に回収されたお弁当の容器や調理器具などの洗浄を行っていました。飲食物を扱う職場だったので、自分や家族の体調には気を使いました。
お客様からの注文は電話で来るのですが、80~90代の方からの電話が多く、住所など大事な部分を聴きとるのに難儀したこともなんどもありました。食材は冷凍品といっても守らなければいけない賞味期限があるため、いつも冷凍庫の中身をチェックし、献立を考えるのも仕事でした。
デメリットは、その日によって、仕事量がばらつくこと!
仕事量にばらつきがあることです。当たり前ですが、お弁当の注文が多い日もあれば、少ない日もあります。前日までに注文を受け付けるのですが、土日など家族と過ごしたり、逆に平日でデイサービスなどを利用されたりしている高齢者の方は、お弁当の注文も偏りがちです。
仕事がないと社内での空気も少し悪く感じ、女性の多い職場だったので噂話に耳をふさぎたくなりました。飲食物を扱う職場ですので、調理場は夏は特に寒く、ずっと立ち仕事だったためいつも足がぱんぱんでした。多くのお弁当の注文が入った日は、夜遅くまで職場に残ったこともあり、正直辛かったです。
一番の不満は、人間関係!陰口や噂話が当たり前のようにあって、不安だった…
この仕事に対する不満は、ずばり人間関係でした。女性の多い職場だったため、話す機会も多く、最初は楽しく仲良くやれそうだなと思ったものですが、だんだんうわさ話や陰口に巻き込まれるようになり、自分も陰でいろいろ言われているのではないかと言う不安との戦いでした。
また、いろいろな雑談の中で、「この人は自分よりもいい生活をしている」とか、身に着けているものが高そうなどの理由でまた陰口を言われたり、そっけない態度をとられたりしました。私の夫は、人の命を預かる仕事をしているため、多少お給料も多くいただいています。それでも私が仕事をしていると、「あんたは旦那が稼いでくるから働かなくてもいいんじゃないの?」とか、「収入のある人はいいわよね」とか、「働かなきゃ食べていけない人たちに対して失礼よね」なんて言われて辛かったです。
妊娠した時も、私はつわりなどはありませんでしたが、お腹が大きくなってきても業務の軽減はあまり許されませんでした。それから、休みが割り振ってあっても休日出勤は当たり前、ほとんどサービス出勤でした。一番は精神的に辛くなってやめてしまいましたが、調理場の寒さ(特に夏場)や夫が子供を見ていてくれる日はサービス残業もあったこともかなりきつかったです。