株式会社富士工芸社でのデザイナーの仕事は忙しかった?

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株式会社富士工芸社でのデザイナーは、企業に対し、ブースのデザインの提案をすることが仕事でした!

展示会へ出展する企業へ、ブースのデザインを提案することが主な仕事でした。製作、現地への運搬、当日の運営などまで手がけていました。

 

 

私はその中でも、営業から受け取った条件をもとにプランを作成し、ブースのデザインを起こし、図面の作成から3Dパースまで作成し、さらにはプレゼン資料の作成後、プレゼンへも営業とともに参加していました。仕事が決まれば、そこからの打ち合わせ、製作作業、現場管理から本番の管理までトータルに手がけてきました。主な展示会で言えばモーターショーや、JIMTOFなどの工業製品系の展示会や、各企業のワンマンショーの会場デザインなどもやっていました。

 

 

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デメリットは、苦労して作りあげたものが、展示期間が終わると、全て壊してしまうこと!

展示会にかかわることは、時間にシビアにならざるを得ないというところです。クライアントは企業であり、どこも通常業務があります。その上で兼務することになる展示会の担当者が合間を縫って、私どもと打ち合わせをして進めていくため、どうしても時間を割けない、進まない状況になります

 

 

必ずといっていいほど、本番寸前になって、変更や見直しなどの修正作業が待っています。時間がない中、夜を徹して対応に明け暮れる…。そんな毎日だったので、肉体的にも精神的にもつらかったのを覚えています。また、それだけ苦労したものが数日の展示期間を終えると、すべて壊してしまうこともデメリットだと思います。仕方ないことだとは思いますが、時代にあっていないように思えます。

 

 

一番の不満は、デザイナーとして、しっかりと仕事が出来なかったこと!高圧的な態度を取ってしまっていた…

デザイナーとして働いていましたが、実際はデザインを求められるような仕事ではなく、安さばかりが求められる状況ばかりがそこにあった気がします。お客様がいて、仕事が成り立つのは当たり前なのですが、そのお客様も展示会という形として残るか、不明瞭な部門に予算を出せないというのが現状です。
華やかな展示会の影で、自分たちは予算が合わないと不完全燃焼なデザインを続け、仕事の慣れたころには予算のせいにして、デザインをしていなかったように思います

 

 

また、製作面においても、人間性を保てなくなることばかりだったと思います。職人たちに製作を依頼するにあたり、高圧的な態度や言動ばかりで、なかなか仕事が前へ進まず苦労したのを覚えています。自身を持った受け答えをすればいいと思い、対応していたことが、慣れたころには自分も同じような態度をとる人間になっていたように思います。営業へは予算がなければ、図面は書けないと言い放ったこともあります。入社したころからは、考えられないような発言が日常になっていました

 

 

現在は退職し、別の会社に勤務していますが、今思うと、時間のなさ、心の余裕のなさ、給与面での不満と、すべてが満足いくものとは程遠い状況だったと思います。その圧迫された状態から離れたくて、退職したことを本当によかったと思っています。このような状況を、働き方改革で改善されるといいと切に願います。

PS

こちらにも他の体験談があるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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