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早稲田アカデミーの講師は、授業ではなく、集客業務が重要視される仕事でした。
塾の仕事と言えば授業がメインの仕事であるはずですが、専任講師は正社員なので、その他の仕事がかなり多かったです。
まず、最も重要視されるのが集客業務です。日常は営業電話がメインですが、イベントの企画、そのためのチラシ作成、チラシのポスティングやビラ巻きなども仕事に入ります。 他には、受け持っている生徒の保護者への電話がけや保護者からかかってくる電話への対応も重要な仕事とされていました。
保護者会や保護者面談も業務の一つです。 さらに、模試の作成や採点、監督なども業務のに含まれます。また、その他の日常の事務作業も行います。 その合間を縫うか、暇がなければ家で授業の予習などもしなければなりませんでした。
デメリットは、塾講師ではなく、営業マンみたいな仕事内容なこと!
授業がメインの仕事のはずが、結局は会社にいる間はそれ以外の仕事に追われるので、授業の時間が休憩みたいな感覚に陥り、自分が塾講師なのか営業マンなのかがわからなくなる点です。 もちろん、手を抜くわけではありませんが、何から何までとなると、あちらをたてればこちらがたたずのような状態にならざるを得ないのが現実だと思います。
また、生徒から預かった宿題や答案のチェックなどをする時間が他の業務で奪われるため、ちゃんと見てあげたい気持ちはあるものの、ハンコだけ押して終わりにせざるを得ない状態になることもしばしばでした。
一番の不満は、休日出勤の多さ!生徒のためという文言1つで片付く問題ではない!
講師のしての仕事とその他の営業的な業務専門の仕事とそれぞれの職として社員を振り分けて欲しかったです。 講師になりたくて入社はしたものの、別に営業が嫌だとかダメだという気持ちはありません。ただただ、切実にどちらも完璧にはこなす物理的な時間がないから、どちらかにしてくれというのが本音でした。 そのためにアルバイト講師がいるだろと会社は言うのだとは思いますが、そのわりには授業のコマも多すぎでした。その旨を上司にも言いましたが、アルバイト講師では不安だからと、結局取り合ってくれませんでした。
最後にはもういいやとなって授業は適当になりました。営業成績のプレッシャーの方が強かったので。 何よりも納得いかないのが、休日出勤の多さです。お盆も正月もなんだかんだかり出されます。システム上、休む権利はあるし、可能なはずですが、そんなときに出てくる言葉が「生徒のため」です。 もちろん、それはわかります。その「生徒のため」を実行したくても、日々その意欲を奪っているのは誰だと言いたくなるのが本音です。本当に生徒のためを思うならば、こういう社員の本音や現実を知ろうとして欲しかったです。知った上でやれというのかも知れませんが、そんなスーパーマンばかりじゃないという現実をわかって欲しいです。