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小太郎塾の塾講師は、1対1か、2対1で個別に授業を行うことが仕事内容でした。
生徒と講師が1対1もしくは2対1の個別授業方式の授業で、主に中学生・小学生を対象に数学(算数)と英語を教えていました。集団の授業でついていけない生徒が多かったので、個別だからこそできる一人一人のペースに合わせた授業を行っていました。
基本的に授業は80分1コマなのですが、授業以外の時間は次の授業の準備や、どんな内容を教えたか、どんな宿題を出したかなど授業の日誌をつけたり、保護者から掛かってくる子供の相談や高校の宣伝に来る私立高校の教員の対応等様々な事をしていました。新たに塾に進学希望する方には体験授業をしたり、塾のカリキュラムの説明などもしていました。
デメリットは、生活リズムが周りと違うため、友達と遊べないこと!
生徒が好きだったので、授業を教えること自体は楽しいのですが、基本的に授業があるのは生徒が学校から帰ってきてからなので夕方~夜が中心です。授業が終わっても、日誌をつけたり生徒から質問があったら対応したりしていたので、なんだかんだでいつも仕事が終わるのが23時過ぎでした。忙しい時だと0時を過ぎることもあり、周りの友人と生活リズムが合わず、中々遊べないのと、生活リズムが夜型になってしまうため、体調も悪くなりました。
また、最近話題となっているモンスターペアレンツと呼ばれる親から度々クレームがあったので、その対応が一番難しかったです。
一番の不満は、親への対応!成績が上がらないと文句ばかり…勝手に、成績が上がるものではない!
生活リズムが夜型になるのは仕事上仕方ないと思うのですが、塾に通わせている親への対応が難しかったです。特に多かったのが、『家で勉強しないからもっと宿題を出してほしい』というクレームでした。正直、こちらは宿題を出していますし、次の授業が1週間後とかなので7日分出すのですが、宿題をやってきて来ない生徒がほとんどでした。宿題を出すことはできますが、家で勉強するかどうかは親の責任も少しあるのかなと思ってしまいます。しかし、そんな事を親に言うわけにもいかず、対応しますと言うのが精一杯でした。
その次に多かったのが『塾に入れたのに成績が上がらない、偏差値が上がらない』というものでした。塾に入れば勝手に成績が上がると思っている方も多く、実際にこちらも生徒の成績を上げる為に努力はしていますが、最終的には生徒のやる気次第です。中学3年生の生徒は受験も身近に控えていますし、希望の高校に入りたいという気持ちも強いのでやる気もありますが、中学1年生とかはまだ勉強という意識が低い方が多く、なかなかやる気が出ない人が多いなと感じます。色々な方面からやる気を引き出そうとしますが、成績が伸びるかは本人のやる気次第なので、塾に入ったから成績が上がる、と思われるのは、ちょっと違うのではないかなと思ってしまいました。