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商社の営業の仕事は、商材を販売する営業活動です。
基本的に親会社である、住友電工の商材を販売する営業活動を行っていました。国内はもちろんのこと、海外へも販売し海外に赴任して働くケースも有りました。そのため、製品についてはメーカー並みに知識を勉強しておかなければならなく、それ以外も貿易面で合ったり、取り扱い製品以外の分野のことまでしっかりと学んでおかなければなりません。
海外の文化やコミュニケーションも重要で英語、中国語、スペイン語など他国の言語も話す必要がありました。基本的な商社としての活動、そしてメーカーとしての活動と幅広く活動、業務に取り組んでいました。
デメリットは、手広くしすぎていたため、収拾がつかなくなっていたこと!
非常に手広くやっていたので取り扱い製品の数が多く、既に記載はしていますが、住友電工の製品はもちろんのこと、それ以外の会社の製品も取り扱っていたことも有り製品がめちゃくちゃ多かったのが悪い所でした。そのせいで、経費が余分にかかり、管理部門の負担が大きかったように思います。
会社のシステムも非常にアナログであって、情報システム部も専門知識が今一つだったのでやりにくかったです。海外と国内のシステムも違ったりしていたので、そことの意思疎通が取れなかったりしました。非常にやりにくかったです。その他にも、海外進出に失敗したり、社内の不正があったりと色々と問題は有りました。ひとえに、手広くやり過ぎていたというのが問題だと思います。
一番の不満は、時代遅れな会社だったこと!ざっくりした変更や改革しかしなく、向上心がない会社はあり得ない!
既に記載はしましたが、会社の従業員数に対し、事業内容が幅広くやり過ぎというのが一番問題でした。それに加え、会社自体の向上心があまりなく(親会社ありきの会社だったので、社員のモチベーションが高くありませんでした。)現状維持といった社風が嫌いでした。現状維持の会社に明日はありません。会社の向上心がなければ、会社は死んでいると思います。そのうち、親会社に吸収されて会社自体は無くなってしまうと考え転職することに決めました。
他にも、不正があり会社のシステムがザルで会社の経費で不正に融資していたことが発覚しました。会社外から見れば大企業の子会社ということもあり、社内システムであったり管理体制がしっかりしていると思いきや、そういう不正があるあたり、責任者の監督不足かと思います。その不正があってからというもの、会社を良くしようと急に監査が増えたり、システムが厳しくなったりしました。
今まで出来ていた簡素な発注ができなくなり、先方へ迷惑がかかることも有りました。個人的には急すぎると感じています。ざっくりした改革ではなく、不正があったところをピンポイントに改革せねばならないと思います。会社として、フレキシブルに対応できる時代に合った会社ではなかったです。バブル期の雰囲気を漂わせる時代遅れの会社でした。