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製造業は、自動車のヘッドライトなどの特殊な部品を製造することが仕事内容でした。
主に、自動車のヘッドライトやテールランプ等のプラスチック同士を接着する際、使用する特殊なシリコーン剤入りの製品を製造していました。作業内容としては、シリコーン接着剤も色々な配合や用途に応じて様々なタイプがあるので、それを発注元の指示された分量だけ原材料の攪拌を始め、圧縮機によるドラム缶やペール缶への抽出やそれが終わったら木製のパレットに手で並べて、カウンターフォークにて出火場所の構内にある場所まで運ぶ等、製造から出荷までの一連の作業をしていました。
また、たまにですが、発注元の間違いで戻ってきた製品を処理したりもしていました。
デメリットは、着用するマスクが息苦しく、作業用のツナギが暑苦しかったこと!
まずは、やはり有機溶剤がメインですので、とにかく作業に入った時点で、常に防塵マスクを作業が終了するまではひたすら付けていなければいけないので、たまにですが、息苦しくなる時がありました。また、衣服についてもシリコーンが主体の製造ですので、もちろん構内に入った時点で、クリーンスーツのツナギを着用するのですが、夏場等はやはりムレました。
さらに、圧縮機を使って、混合した材料をドラム缶やペール缶に抽出する際に、出口にゴミが入らないように金属製のメッシュを針金で固定して抽出するのですが、そのネットが切れて服や顔にまでシリコーン剤が飛ぶ事も結構ありました。そのため、それを自宅に帰ってからお風呂で取るのが大変でした。
一番の不満は、勤務時間が長く、工場勤務の割には、重労働だったこと!ヘルニアになる人続出!
元々、作業内容は面接時に聞いて入社したので、ある程度の覚悟はしていましたが、やはり現場は自分が想像していた以上にハードでした。作業内容もさることながら、最初の1ヶ月くらいは、とにかく臭いに慣れるのが大変でした。やはり、各自動車メーカーがメインの発注元という事もあって、作業員の数に対して、生産量の方が圧倒的に多い状態が毎日でしたので、毎日4時間の残業を強いられました。確かに、基本給自体も他の同製造業に比べれば高かったですが…毎日4時間の残業に、土日の休日出勤もほぼ毎週でした。1番ひどい月は、休みが1日しか無い月もありました。なので、もらった給料を逆に使う時間が全然ありませんでした。おかげで貯金だけはめちゃくちゃ貯まりましたが…。
後はどうしても工場なので仕方ないのですが、日勤と夜勤との交代勤務という事もあって、何班かに別れているのですが、仲の悪い班が自分が出勤する前の勤務をしていた際は、やはり道具がわざとかたずけられていなかったり等の嫌がらせ行為も良くありました。やはり、勤務時間自体がかなり長いですし、結構工場勤務の割には重労働でした。そのため、ヘルニアになって、退職せざる得ない人達も自分が務めていた間は何人かいました。とにかく、この会社に勤めていた間は地獄でした。