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整骨院での施術の仕事は、患者に対し、施術を行うことがメイン！
痛みを訴えておられる患者様に対して、施術を行い、痛みを取り除いたり、もしくは痛みが出ないような体を作る仕事です。患者さんによってニーズは違い、痛みを取ることもあれば、姿勢を治したい、身体を柔らかくしたい等、様々な要望があります。その要望に合わせて治療を行うこともあれば、もちろん患者さんの身体の状態を診た上でどの治療を選択するのか施術者が決めることもあります。
痛みを訴えて来られる方が増えてきたので、痛みを取り除く治療をすることがほとんどですが、今でも多くの方が慰安目的でマッサージを求めて来られます。
デメリットは、保険内でどうにかしてほしいという要望が出てくること！
先程書いたように患者さんが自分自身で判断し、「これをしてほしい」「あれをしてほしい」と言ってくることです。もちろん、それが痛みの緩和に繋がり、患者さんの目的を達成するものであるならば良いのですが、例えば整骨院では保険が使えますので、保険でマッサージして欲しいと言ってくる方が非常に困ります。
保険はケガをした場合に、その方を救済するための制度であって、ただ単なる肩こりや疲れの為に保険を使っているわけではありません。そこを理解せず、何分で保険を使って、いくらでマッサージしてくれるの？と聞いてくる患者さんと向き合うのは大変です。
一番の不満は、健康保険が効かないと伝えると、怒られたこと！治したいのか、保険内でマッサージして欲しいのかわからない！
はじめて来られた患者さんが、「ここは保険がきくの？」と来られました。もちろん健康保険は使えますので、「はい。ですが症状にもよりますので、まずはお身体の調子を伺っていきますね」と説明したうえで、問診を行いました。聞いていると疲れや肩こりなどがメインの症状で、他にも自律神経症状なども出ており、生理不順などで苦しんでいることも言っておられました。しかし、ケガではありませんので、健康保険を使う事は出来ません。
自律神経の症状や生理不順の症状も出ているため、鍼灸治療なら自費になりますが、当院で治療することが出来ますと伝えると、態度が豹変しました。「何で保険が使えないの！？こんなに苦しんでいるのに！あなたには生理痛がどれほどきついかわからないの！？」そんなキツイ口調で言われてしまいました。確かに私は男性で痛み自体は分かりません。しかし、他にも生理痛で悩んでいる方なんて、ごまんとおられます。その方だけではありません。なぜ健康保険が使えないのかと聞かれても、ケガで無いからと伝えるしかありません。しかも、自費で鍼灸治療を受ければ生理痛はおさまりますと伝えています。治したいのか、健康保険でマッサージの治療を受けたいのか、はっきりしない方でした。こういった方に本当に困らされました。結局その方は怒って帰られ、治療は受けられませんでした。
