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運送は1.5トントラックで仕入れ先を回っていくことが主な仕事内容です。
小さな商社、金属仲卸ともいえる会社で、独自の製品もある工場を持たないファブレスメーカーです。おおまかに東京、埼玉、茨木、千葉と、お客様のいる方面ごとに４台のトラックがあります。
まず、朝その日の予定を確認し段取りをして、必要な部品、製品その他の仕入れ先を１日に１０数件１．５トントラックで回り、それとは別に製品、部品の納品で１日１０数件回ります。夕方くらいに帰社してからその日の出荷を用意します。そのあと、集荷のトラックが来て積み込んでいきます。さらに、そのあとその日の仕事の整理と翌日の仕事の準備をして、終わりになります。
デメリットは、時間に余裕がなく、トラックで回らなくてはいけないことが大変だったこと！
なによりも、トラックで回るため道路事情に左右されることが多いです。どんなに渋滞があろうと、事故渋滞があろうと、その日の予定が変わるわけではなく、常にイライラしていたことを覚えています。
入社当初は、まず道を覚えるのがとても大変でした。もともと時間に余裕がある予定ではないことが多いので、地図を見ながら走ることが多かったです。さらに、運転中にも会社から、取引先からの電話がかかってきてそれにも応対しなければいけないのが大変でした。そのためか、交通違反の点数が０の人はいなかったと思います。当然、事故も時々おこし、その処理に苦慮していた事務員もいたほどです。
一番の不満は、残業代が支給されないこと！同僚が遅れても、給料が変わらない！本当に時間的に辛い！
まず、会社に入ってから、２，３日で他の人と関わらず、１日１５から２０件近い仕入先、納入先を地図を渡されて、（悪い言い方をすると）放り出されていました。先輩社員が道順を地図を見ながら説明してくれたりしますが、覚えるのがとても大変で、何度も道を間違えて、その分その日の予定をこなすのが遅れたりしました。会社のトラックには無線がついていて、会社からや、同僚のトラックからの連絡が入りますが、それが相手が聞こえる状態にあるのか確認もしないで連絡を入れてくることもあり、「聞ける状態かどうか確認してから話すべきだろう」と思ったりしたのを覚えています。
また、会社の社長が常にイライラしているような人で（そういうものかもしれませんが）、一緒にいると、とても苦痛でした。ただ一緒にいるのは朝と、帰社した数時間なのが良かったと思えたぐらいでした。逆にトラックで得意先回りに出ていた時のほうが精神的に楽なぐらいでした。
そして、待遇面では税込み月２５万円固定給で、残業代は支給されません。残業しても、同僚のトラックの帰社が遅れても給料は変わりません。そのため、帰りが遅れると同僚から文句を言われたり、冷たい視線を浴びたりもしました。時間的にとてもきつかったです。
