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吉野家での店長は、店舗の運営業務が仕事内容です!
店舗の運営業務をしていました。 都内の営業エリアに配属されていたので、近隣3店舗の店長業務を兼任していました。 レジ打ちといった接客や商品の調理、店内の清掃などを行います。 これらの業務はアルバイトに任せることもできますが、慢性的人手不足のため、店長の私も現場に出なけらば店が回りませんでした。
また、アルバイトのシフトの管理や売上金の計算、本部に対しての食材の発注、店内のポップの張替えなどの事務作業も行っていました。 こちらはアルバイトには任せることができないので、いつも私と補佐についた社員の2人で対応していました。
デメリットは、休みが取れないこと!生活リズムも異なっていた…
24時間営業年中無休のため、休みがただでさえとりにくいところです。 他の社会人と生活リズムが異なるので、友人と遊んだり、女性とお付き合いをする機会が減ってしまいます。 深夜に勤務しなければならないことも多く、生活が不規則になり、体を壊して辞めていく社員も沢山見てきました。 加えて、人手不足の影響を受けて、アルバイトが募集をかけても集まらなくなっています。 そのため、人手不足のしわ寄せは現場の社員にのしかかります。
店舗運営のためには、自分がシフトの穴を埋めざる負えず、ますます業務量がふえていっています。 そのため、離職率が非常に高い職場でした。
一番の不満は、3店舗兼任の業務になり、業務量が増加したこと!ストレスで、お客さんとも大喧嘩になってしまった…
私がこの仕事に不満を覚えたのは、3店舗の業務を兼任することになった入社3年目のことです。 見る店舗の数が一気に増え、業務量がどんどん増加していきました。 しかも、人手不足が深刻化し、アルバイトを募集しても人が全く集まらなくなりました。 飲食チェーン店は、調理や接客といったサービスをアルバイトが担うことを前提とした業務形態です。 そのアルバイトが集まらなくなった時点で、ビジネスモデルは崩壊したと言っていいでしょう。
アルバイトが集まらず、シフトに空いた穴を埋めるのは社員しかいません。 その結果、常に社員は働きづめです。 24時間営業なので、深夜日中問わずシフトの穴が生まれるので、店舗に泊まり込むこともあり、生活が不規則化していきました。 睡眠不足によるストレスから常にイライラしていて、喧嘩っ早くなっていました。 自分の思い通りにならないことがあると、すぐに癇癪をおこすようになり、目に映るものすべてにイラつくようになりました。
家族連れで出かけている同世代をみると、自分の境遇と比較して殴りつけたいような衝動に駆られていました。 その結果、人と会いたいという気持ちがなくなり、休みの日は一日引きこもるようになっていました。 店に来るお客すらも、うっとおしい邪魔な存在だと認識するようになり、クレームを入れてきたお客と胸ぐらをつかみ合って大喧嘩に発展しました。 さすがにまずい状況だと気づいて仕事をやめたことで、ストレスから解放されました。