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医療事務は、受付けや会計・カルテ出しなど様々な仕事があります。
総合病院で受付や会計出し、レセプト請求、カルテだしなどを10年近くやっていました。総合病院ですので、1日に来院する患者数は数百人です。その他お見舞いの方などもいらっしゃったので、対応は1000人以上だったと思います。
今の時代、医療事務は外部業者に委託する病院も増えていますが、私の働いていた病院では、部分的に外部業者に委託している以外はすべて自分たちで行っていました。曜日ごとに1日のローテーションが決まっており、「○時までは受付」「○時からは会計入力」など細かく設定されていました。実際そうしないと、業務に支障が出るからです。
デメリットは、有休をとることが難しいこと!
上記で記述したように曜日ごとにローテーションが決まっているため、有休をとることが難しかったです。あと、残業も多いので、プライベートを充実させることも難しかったです。
受付窓口は始業時間前にあくので、早番という業務がありました。早番の人は、その分、終業時間を前倒しで帰っていいのですが、いかんせんローテーションが決まっているので、時間前に帰るということもできませんでした。患者さんは、医者や看護師に言えないクレームを事務の私たちに言ってきます。心の中では「先生に言えよ」と思いつつ、対応するのもストレスでした。
一番の不満は、プライベートを犠牲にしすぎて辛かったこと!結婚も踏み切れなかった…
仕事自体はやりがいがあって、楽しかったです。ただ、休みがとれない・デートができないとかすごく辛かったです。私が勤めていた病院の空気が「仕事はみんなでやる。自分のが終わっても終わってない人のを手伝う」という空気でした。そんなの終わってない人が悪いと思いませんか?自分が早く帰りたくて、早く仕事を終わらせても、結局は手伝うために残らないといけないっておかしいと思ってました。今でも思ってます。が、空気を乱さないためにやってました。
病院で医療事務って立場が弱くて、なにかあると医師も看護師も事務の責任にしてました。そのときは「私たちがいない状態で、診療やってみろ」って思ってました。だって、受付も会計も、病院の収入源であるレセプト請求もすべて事務まかせだったんです。本来、レセプトというのは、先生が確認して請求するものなんですけどね。テレビとかで、医療事務は結婚して子供が生まれても続けることができるっていってますが、私が働いてる職場は無理だったと思います。大きい病院なので、福利厚生はしっかりしてて、育休も1年とれますけど、その分、他の人にしわ寄せが行くと思うと、なかなか子作りもできませんでしたよ。私なんかは、結婚にも踏み切れませんでした。だから、産休に入る人とか素直におめでとうって言えませんでした。「なんでプライベートを犠牲にしてまで、働かないといけないんだ」って思ってたら、異動の話があって・・・。あのまま医療事務で働いてたら、おかしくなってたと思いますね。