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設計会社での一般事務は、書類の作成や給与計算など、様々な仕事がありました!
まず、建設現場へ持参する「安全書類」の作成です。現場入りする方々の身分証明書類や、緊急連絡先の一覧表の作成、免許証や資格証のコピー(所持しているもの全て、一人平均6つほど資格証があります)、健康診断書のコピーほか、各現場ごとに必要な指定書類の作成を行います。次に、営業会議書類の作成も行います。これは、前月の売り上げ一覧表が主な内容です。
また、給与計算も行います。社員150名ほどの給与管理をしていて、毎日手書きで職人さんたちが向かった現場を書き出し、締め日に全ての業務時間と残業時間を給与ソフトへ打ち込みます。(この時、給与大臣を使用しておりました。)他には、毎日、朝・夕に男性陣へお茶出しをします。もちろん、お客様がいらっしゃいましたら、随時お茶出し、片付けをしておりました。
デメリットは、人員不足で、期限内に書類作成を行うことが難しい!
安全書類の必要書類の種類が多量にあり、現場ごとに提出が求められるため、人数不足の女性事務員だけでは、期限内に作成するのが難しいです。当時勤めていたころは、私ともう一人の方で安全書類作成を請け負っておりましたが、元々はその現場の担当営業さんが作成する書類のため、私たちが書類作成中にその担当営業さんが、職人さんたちと雑談をしながら、外で煙草を吸っていることもよくありました。
納期のある仕事(書類作成、給与計算)よりも、男性陣へのお茶出しとお菓子の取り分けが優先業務になっていました。また、その際、納期のある仕事が時間内に終わらなかった場合は、終わるまで残業になってしまいます。
一番の不満は、お茶出しが優先になり、その無駄な時間があるために、残業ばかりだったこと!定時で上がる男性陣が恨めしかった!
私の勤めていた建設会社は中小企業で、男尊女卑が目に見えて分かるような人間関係だったため、朝・夕の男性へのお茶出しは必ず女性がするものでした。(他の建設会社様全てがそうだとは思いません。)また、取引先の方から頂いたお菓子の取り分け等、自分が他の業務中であっても、そのような雑務が優先的な仕事とされてしまうため、その時に請け負っている自分の業務が思う通りに進められないことも、しばしばありました。書類作成や給与計算は、納期がしっかりと決められているため、お茶出しやお菓子の取り分けで失った時間分を残業で取り戻すのが何だかやるせなく、定時であがっていく男性陣を恨めしく思ってしまう日もありました。
最後に、給与計算ですが、女性事務員の人数不足により、高卒で入社して6か月の私に、給与管理のほとんどを任せるといった無茶な業務内容でした。土日祝日も出勤し、ひどい時は2週間丸々休みなく出勤しているときもあり、体力的にも精神的にも追い詰められていたように記憶しております。少しでも皆で協力し合って、業務の分散ができたら、残業時間も全員30分くらいで納められるのになあと思いながら、仕事をしておりました。残業代はしっかり頂ける会社だったため、私への人件費の無駄使いをしていたように感じます。