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アパレルの企画営業は、デザイナーへのプレゼンをはじめ、展示会への顔出しなど様々な仕事内容はあります!
仕事内容は、デザイナーへのプレゼンや新しいパーツや技術の開発、見積もり出しから始まります。そして、コスト削減のための交渉、サンプル制作をし、内職指示や工場手配、指示書作成をしていきます。そこから、必要物資の購入やロット計算、海外からの材料の輸入、指示書の提出と催促をし、職人の手配をしていきます。そこまで終わると、デザイナーとの打ち合わせ(都度サンプル出し、見本カラーの提示、作り方の提案)をし、展示会への顔出しを行っていきます。
そして、量産時の生産計画や担当ブランドへの歳暮手配、さらには、半田付け、ロー付、接着剤と素材の相性テスト、染色、品質点検といった品物に対して細かい作業も行います。もちろん、NGなものの作り直し交渉や検品、出荷作業、納品書発行、請求書処理も行います。最後に、ブランド、シーズンごとのアイテム情報まとめなども仕事内容でした。
デメリットは、1人で3~5個のブランドを全て担当しなくてはいけないこと!
少人数の会社で、ひとり3~5つのブランドのすべてを (プレゼンから打ち合わせ、材料選び、サンプル制作、量産手配、検品、納品など) 担当するため、忙しさにむらがあり、あまり協力し合う風潮ではなかったので、持ち帰って徹夜でサンプルや商品を作ることが多くありました。また、見積もりを出す際、電卓を使いフォーマットに鉛筆で書きこんでいく方法で非効率的でした。
さらに、すべての取引先とのやりとりを一人で行うため、簡単に休むことは出来ません。さらに、デザイナーとの打ち合わせに同行者がほとんどいなかったので、これも休むことができません。また、歳暮手配などはカタログにするなど方法があるのに、時間の使い方が無駄でした。
一番の不満は、残業代が出ず、さらに、有給が取れない!社長だけが、休みたい時だけ休んでいることが本当に腹立たしかった!
1人当たりの担当ブランドによって、時期やオーダーの数、コストや商品の上代も違い、 すべて同時進行なので忙しく、入社時は毎日22時~23時まで残業をしました。しかし、残業代は出なかったです。それが、だんだんとモチベーションの低下につながったのではないかと思います。
また、デザイナーとの打ち合わせに同行者がいないことに関しては、担当者の不在時にフォローする人間がいないので、有給も取れません。ペアとして1ブランドを担当した方が、2重チェックもできるため、抜け漏れも減り、確実な商品を納品できるのではないかと思っていました。高額なブランドの商品は無駄なく上げれば利率も高いので、せめて会社を支えるブランドを絞り、最低2人体制でやりたかったです。
会社の中では、それぞれが自分の担当の仕事を黙々とやっているので、納品が急ぎの時も頼りづらく、つらいことも多くありました。 仕事の内容自体は、クリエイティブ要素もあり、楽しいことが多かったのですが、会社の運営に問題があったと今でも思っています。 せっかくある技術や人脈を全く生かせていないと思いました。
また、そんな状況でも三か月に一度、土曜出勤があったのが本当につらく、ボーナスも賞与もほとんど出ませんでした。 休むこともしづらいのに、社長はどんなに忙しくても、自分の休みだけは遠慮せず取っていてとても腹が立ちました。