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歯科衛生士の仕事は、受付、電話対応に始まり、補助や治療の説明、清掃など様々な内容がありました。
時間は午前9時から午後19時まででした。 具体的には受付対応、電話対応、患者様の誘導から、歯科医師のアシスタント業務、歯科診療補助、患者様への歯科保健指導(ブラッシングの仕方や時間、間食や生活習慣の改善、禁煙指導など)、歯石除去やクリーニング、治療の説明、患者様が退出されてからの清掃、使用器具の殺菌消毒、最後はお会計をして次回の予約をお伺いして、営業終了後に案内全体を清掃して帰ります。
やはりメインでやっていた仕事は、患者様と1対1でカウンセリングをしたり、歯石をとったり、クリーニングをしたりすることでした。
デメリットは、拘束時間が長く、患者さんの血液や唾液からの感染があること
いろいろな患者様がいます。年代や性別、既往歴も病歴も様々で、しっかりカウンセリングからしなければなりません。お給料の割に、拘束時間が長く、患者様の口腔内からの浮遊物、とんできた血液や唾液からの感染の可能性もあることが最大のデメリットではないかと思います。
あとは、個人経営の歯科医院だと従業員の人数が非常に少なく、休みたいときに気軽に休めないということです。有給休暇なんてあってないようなもので、暗黙の了解で誰も使っていないですし家庭の用事を優先することができません。現在、日本で歯科衛生士が不足しているのは、このようなデメリットも原因の一つです。
一番の不満は、休みが取れないこと!個人的な希望は全く通らない!
先ほど述べた通り、休みを取ることができないのが最大の痛手でした。さすがに、冠婚葬祭はお休みをいただきましたが、それ以外の個人的な希望は全く通らず、頭を抱えた事が何度もありました。従業員数が少ないなか、患者様はどんどんいらっしゃいます。従業員のキャパシティを超えた人数の患者様がいらっしゃると、予約時間通りにお通しして、治療することも難しくなります。そこでクレームを受けるのも私たち従業員の役目です。クレームを受けながら仕事をして、就業時間が伸びて帰宅する時間が遅くなってしまいます。家庭を持つ兼業主婦の場合、子供の送迎もしなくてはなりません。学校行事や役員も回ってくると思います。それなのに帰りは遅い、休みは取れないだと、家族のために働いているのに本末転倒ですよね。
また、産休育休制度や福利厚生の面も充実しているとは到底言えません。産休育休を取得すると、ただでさえ人手不足でバタバタしている職場なのに、穴を開けてしまうということになります。周りの従業員も快く思わないというのが現実です。悲しいですが、そのようなことが、未婚の人が増えていくのを後押ししてしまうのではないかと思っています。もっと自分のライフスタイルを優先できるような働き方ができるようになったらいいなと思います。